Claude Code の入り口は CLI・デスクトップアプリ・web・IDE 拡張の 4 つある。どれも同じエージェントだが、できることと向く仕事は違う。それぞれの強みと制約、設定がどこまで共有されるか、web セッションだけ挙動が変わるコマンド、サードパーティプロバイダで使えない機能までを整理して、使い分けの判断基準をまとめる。
4 つのサーフェス
| サーフェス | 対応環境 | 向く仕事 | |---|---|---| | CLI | macOS / Linux / Windows | 非対話実行、スクリプト連携、細かい権限制御 | | デスクトップアプリ | macOS / Windows / Linux(Ubuntu・Debian でベータ) | 並列セッションの管理、内蔵ブラウザ、iOS シミュレータ | | web(claude.ai/code) | ブラウザ | マシンを閉じても続く長時間タスク、PR の自動修正 | | IDE 拡張 | VS Code / JetBrains | エディタ内で完結する日々のコーディング |
web はリサーチプレビューで、対象は Pro・Max・Team、および Enterprise のプレミアム席か Chat + Claude Code 席。ゼロデータ保持を有効にした組織では利用できない。
Windows で Git Bash が不要になった
以前は Git for Windows が前提だったが、現在は必須ではない。Bash が無い環境では Claude Code が PowerShell をシェルツールとして使う。Windows 環境の構築コストはここで一段下がっている。
デスクトップアプリで増えたもの
デスクトップには GUI ならではの機能が乗ってきている。内蔵ブラウザが入り、Claude がドキュメントやデザインを開いて、ローカルの開発サーバーのプレビューと同じようにページを操作できる。
macOS では iOS シミュレータのペインが公開ベータで使える(Pro・Max・Team が対象)。Claude がアプリをビルドして起動すると会話の横にペインが開き、デバイス画面がライブで流れる。Claude が自分の変更を確認するためにタップしていく様子をそのまま見られるし、自分で操作することもできる。Xcode と iOS プラットフォームのインストールが前提になる。
デスクトップの「Continue in」メニューからローカルセッションを web に送ることもできる。
web セッションでは挙動が変わるコマンドがある
ここは実際に触ると戸惑うポイントだ。ターミナルでピッカーやスライダーを開くコマンドは、web では引数で値を渡す形になる。
/model sonnet
/effort high
/fast`/plugin` や `/resume` のようにターミナル UI 専用のものは、web では使えない。`/config` は web だと設定画面が開くだけで、`key=value` を書いても無視される。web セッションの設定を変えたいなら、クラウド環境の環境変数か、リポジトリにコミットした設定ファイルを使う。
コンテキスト管理系は `/compact` と `/context` が使える一方、`/clear` は使えない。サイドバーから新しいセッションを始める形になる。
CLI と web を行き来する
セッションの移動は一方向ずつ用意されている。
```bash # ターミナルからクラウドセッションを新規に作る claude --cloud "Fix the authentication bug in src/auth/login.ts"
# クラウドセッションをターミナルに引き込む claude --teleport claude --teleport <session-id>
# 走っているクラウドセッションに追記だけする claude -p "テストも追加して" --cloud <session-id> ```
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