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· Tips · 90日前

Claude Code の /effort と xhigh — 思考の深さをいつ上げ、いつ下げるか

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ryo_hacks
Tinkerer · Lv.1

Claude Code の /effort は、各ステップでどれだけ考えるかを決める調整つまみだ。Opus 5.5 と Sonnet 5.5 では既定が medium に下がり、xhigh も現行モデルの多くで選べる。いつ上げていつ下げるか、設定の入口と優先順位を 2026 年 9 月時点の仕様で整理する。

effort は「考えるかどうか」まで決めるつまみ

現行のモデルは adaptive reasoning で動く。各ステップで考えるかどうか、どれだけ考えるかをモデル自身がタスクの複雑さに応じて決める仕組みで、effort はその判断の傾きを決める。固定の思考予算を割り当てる設定ではない。

公式ドキュメントによれば、Fable 系、Sonnet 5 以降、Opus 4.7 以降は常に adaptive reasoning で動き、固定の思考予算に戻す設定は効かない。effort 対応モデルのうち、固定予算に戻せるのは Opus 4.6 と Sonnet 4.6 だけだ。

もうひとつ押さえておきたいのは、**段階の名前が同じでも、モデルが違えば中身の強さは同じではない**という点だ。effort の目盛りはモデルごとに調整されている。Opus 5 の `high` と Opus 5.5 の `high` を同じものとして扱うと、設定を持ち越したときに読み違える。

モデルごとに使える段階と既定値

| モデル | 使える段階 | Claude Code の既定 | |---|---|---| | Fable 5.1・Fable 5 | `low` / `medium` / `high` / `xhigh` / `max` | `high` | | Opus 5.5・Sonnet 5.5 | `low` / `medium` / `high` / `xhigh` / `max` | `medium` | | Opus 5・Sonnet 5・Opus 4.8 | `low` / `medium` / `high` / `xhigh` / `max` | `high` | | Opus 4.7 | `low` / `medium` / `high` / `xhigh` / `max` | `xhigh` | | Opus 4.6・Sonnet 4.6 | `low` / `medium` / `high` / `max` | `high` |

表にないモデル(Haiku 4.5 など)は effort 自体に対応していない。表の中で `xhigh` を選べないのは Opus 4.6 と Sonnet 4.6 だけだ。対応していない段階を指定すると、指定以下で使える最も高い段階に落ちる。Opus 4.6 に `xhigh` を指定すれば `high` で動く。

既定値は API と Claude Code で一致しないことがある。Sonnet 5.5 は API の既定が `high` だが、Claude Code では `medium` から始まる。Opus 4.7 も逆向きにずれていて、API の既定は `high`、Claude Code の既定は `xhigh` だ。API で試した感触をそのまま Claude Code に持ち込むと、同じモデルでも考える深さが違う。

Opus 5.5 は medium から始まる

Opus 5 からの移行で迷いやすいのがここだ。Opus 5 の既定は `high` だったが、Opus 5.5 は一段低い `medium` から始まる。

公式ドキュメントによれば、同じ段階なら Opus 5.5 のほうが Opus 5 より 1 ターンあたりに多く考える傾向がある。そのうえで公式は、移行時は Opus 5 で使っていた段階を持ち越さず、`medium` から始めるよう勧めている。自分の作業に合う段階は、Opus 5.5 のプロンプティングガイドにある effort の較正手順で確かめる、という順番だ。

持ち越しに関してはもう一点ある。ユーザー設定ファイルの最上位に書いた `effortLevel` は、Opus 5.5 とそれ以降に出たモデルには効かない。これは `/effort` が段階をモデルごとに保存するようになる前の古い書き方で、Opus 5 や Fable 5.1 など以前のモデルにだけ効き続ける。Opus 5.5 で別の段階を使いたいなら、`/effort` か `/model` のピッカーで選び直す。なお、プロジェクト・ローカル・管理設定の最上位や `--settings` で渡した `effortLevel` は、Opus 5.5 を含むすべてのモデルに効く。

どの段階をいつ使うか

公式ドキュメントの目安を、使う場面の側から並べるとこうなる。

レビューしながら小刻みに進める作業、たとえば壁打ちや最初のたたき台、リネームのような小さな変更なら `low`。Opus 5.5 と Sonnet 5.5 では、範囲のはっきりした日常の開発、たとえば新機能の実装が `medium` の守備範囲で、これが両モデルの既定でもある。それ以外のモデルの `medium` は、多少の性能と引き換えにトークンを節約する段階という位置づけだ。検証が大事な作業、エッジケースが出やすい作業、既存コードのバグ修正のような仕事は `high`。

その上に `xhigh` と `max` がある。`xhigh` は、トークンを多く使ってより深く推論する段階で、Opus 4.7 の既定でもある。API の effort ページは、30 分を超えるような長時間のエージェント作業やコーディングで、トークン予算が数百万規模になる場面向けとしている。`max` は、脆弱性探しのように人が付き添わずに解かせたい難問向けとされる。ただし公式は、`max` は効果が頭打ちになることがあり、考えすぎる傾向もあるので、広く使う前に試すよう注意している。

では、上げると何が変わるのか。Opus 5.5 と Fable 5.1 での検証では、高い段階では Claude はエッジケースを多く試し、答える前に自分の作業を多く検証し、自分で判断する場面も増えたという。低い段階では、たたき台を早く返した。結果を毎回見て次の一手を指示する使い方なら低めでよく、任せきりにしたいなら高めにする、という線引きになる。

設定の入口と優先順位

入口はいくつもある。

```text # セッション中:スライダーを開く / 直接指定する / いまのモデルに保存した段階を消す /effort /effort high /effort auto

# 現在の段階を確認する /effort status ```

```bash # 起動時に 1 セッション分だけ指定する claude --effort high

# 環境変数で指定する(段階名か auto) export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=high ```

スキルやサブエージェントの frontmatter に `effort` を書けば、その処理が動いている間だけ段階を上書きできる。たとえばコミットメッセージを書くスキルなら低めにしておく、といった使い方だ。スキルなら `.claude/skills/commit-message/SKILL.md` の frontmatter に次のように書く(サブエージェントでは `name` も必須になる)。

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description: 変更内容からコミットメッセージを書く
effort: low
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#effort#xhigh#Opus 4.7

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